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ラオスのファッションウィーク



16年前に初めて訪れた東南アジア唯一の内陸国ラオス。その国の発展は今やめざましいものがありますが、その国が7年前に始めた”Lao Fashion Week”(“Lao”とはラオスの正式国名のことーLao Peoples Democratic Republic”)、いわゆるファッションショーですが、私たちはその日本事務局を担っています。今回は北欧ではなく、東南アジアについての話となります。


ラオスは世界の中の区分では、発展途上国になりますが、この3年ほどコロナの影響で経済成長率が止まったものの、それ以前は7%前後の経済成長を遂げ、〇〇年には開発途上国を抜け出す目標を立てています。


また東南アジア唯一の内陸国のため、物流の面で貿易に不利と言われていましたが、インドシナ半島の中心部に位置するため、物流のハブとなるポテンシャルがあり、またボーキサイトなどが取れるため鉱業が産業の上位に上がり、その不利な点を解消し経済発展が進んでいます。


そんなラオスで、2015年に各国の大使夫人によって始められた”Lao Fashion Week”は年を追うごとにスケールアップされ、ここ3年はコロナの影響で開催が見送られていましたが、2022年の12月にはスケールは小さめに再スタートを切りました。



真中の日本人は、当時の在ラオス日本大使

私は2017年より、Lao Fashion Weekに参加する東南アジア各国から集まるデザイナーの皆様に向けて、日本のファッションを紹介したり、ファッションマーケティングの話をする機会を毎年いただきセミナーという形で実施をしております。


日本でいうと「東京コレクション」になりますが、日本での位置付けは著名デザイナーの発表の場がパリなど海外に移ってしまったこともあり、若手デザイナーの活躍の場として役割を変えて長い間継続して行われています。


2019年には東コレに出演した日本人デザイナーを”Lao Fashion Week”に招聘し日本人としての初めての参加を私たちが日本事務局として実現させました。


ラオスのファッションはまだまだこれからではありますが、主催者がラオス人若手デザイナーの強化をしており、パリなどで学ぶ機会を作り、力をつけてLao Fashion Weekに凱旋するということを毎年実施しています。私たちも日本人デザイナーをラオスに招聘し、ラオス人デザイナーとのつながりをつくることで、互いのスキルアップにつなげるべく、今後活動してまいります。



参加デザイナーを対象にしたファッションセミナー終了後の集合写真

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